家具職人入門

木工家具製作と什器作りの基本ノウハウ、鉋と鑿の仕込み方をCGで分かりやすく解説します。初心者から上級者まで、木工の技術と知識を深めるための情報満載。あなたの木工ライフを豊かにするためのヒントとアドバイスを提供します。

月別: 2016年6月

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イ ン ロ ーの用途と加工方法

木合板や木材を外側から釘やビスで止めるのが困難な場合や後から固定棚を追加したい、仕切りを入れたい、床や壁、天井に固定したい場合などに、この方法がよく使われます 板厚が20㎜の場合、板の木口面に溝を入れます。 ただし、下図 […]
留めに切った合板に雇いザネ加工をして直角に組んだ写真

雇いざね大留継ぎ

45度で切っただけの合板や木材同士を接着する場合、強度が確保出来ないため、接合部に溝を切り、溝に合わせた板を差し込むことで強度を得ようとする方法です。 差し込む板の事をやといざね、と言います。 やといざねは、接合する板の […]
直角に組んだ合板の、外側だけが留になっている状態が見える写真

留め形包み打ち付け継ぎ

外面が仕上がっていて、釘やビスで固定できない場合や、部品の数が多い場合には、この組み手を覚えておくと便利です。加工は難しくて精度も必要ですが、簡単で速く組めるという利点があります。横切盤で長さを決めたら、昇降盤やルーター […]
腰付き十字相欠き継ぎの写真

腰付き十字相欠き継ぎ

板の正面側(端面)が面取りされている場合に、交差させる組み手の加工方法を紹介します。 見た目がきれいなので、高級家具などにはこのような作り方もあります。たとえば丸面だったり角面だったり。こんな板材を交差して組む方法です。 […]
相欠き組み手をした写真

十字相欠き継ぎ

木材を交差させる組み手の中では、簡単な手法です。あまり強度を求めない簡単な家具作りには良いと思います。下地材を組む時などに多く使われる組み手です。加工方法は、ルーターマシンか、電動ルーターで行います。(板厚は18㎜です)
溝付き相欠き継ぎの写真

溝付き相欠き継ぎ

交差させる組み手は強度に優れ、マス目家具や什器の製作におすすめです。加工は電動ルーターでも可能ですが、ルーターマシンを利用すればより効率的にできるでしょう。 今回は電動ルーターで加工する方法を説明します。加工する板は、双 […]
板と板を、直角に組んだ写真

木工家具のコーナーの 組手種類と加工方法

木工家具を製作するときには、コーナー(角)の組み手をどうするかが重要です。仕様や数、大きさや強度、手間などに応じて、さまざまな組み手がありますが、ここでは簡単な方法をいくつか紹介します。【いも組み(打ち付け継ぎ)】外面が […]
かんながけをしている写真

かんなをかける方向

木材に鉋をかける際の方向性は、木材の質感や仕上がりに大きな影響を与えます。木の繊維の流れに逆らって削ると、表面が荒れたり、ささくれなどが出る可能性があります。そのため、木の繊維の方向をよく観察し、それに沿って鉋をかけるこ […]
平鉋と立ち鉋の写真

かんな台直し

鉋を上手くかけるためには、台の調整も重要です。たとえ刃を完璧に研いでも、台が狂っていると、きれいに仕上げるのは困難になります。今回は、立ち鉋を使ってかんな台を調整する方法について説明します。立ち鉋の仕込み方は、刃先角が約 […]
裏金を押し込んだ写真

かんなの裏金を調節する

前回は、鉋台に刃を仕込む方法について説明しました。今回は鉋裏金調整方法について説明します。 穂(鉋の刃)と裏金の刃先は完全に密着していることが重要です。裏金が折れ曲がっている部分は、叩いて曲げたり戻したりして調整します。 […]

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