鉋 を研ぐ

裏押しが終わったら次は刃を研いでいきます。
鉋の切刃角は用途や材質によって異なりますが、今回は一般的で用途が多い中硬材(約25°)を目安に研ぎたいと思います。

 

かんな勾配仕込み勾配数値

刃物角度定規
切刃(しのぎ)の部分は裏打ちで叩いた痕があったり、裏押しで真っ直ぐではなくなったりするので、研ぐ面を少しだけグラインダーで落とします。
(グラインダーを使う時は防護メガネを使用しましょう。)グラインダ

マキタ 卓上グラインダ 150mm GB602
刃先(刃金の部分)は硬くて焼けやすいので削らないように切刃(しのぎ)だけを削るようにしましょう。
それと刃金は高温になると焼きが戻って刃の切れ味に悪影響を与えるので、こまめに水で冷やしながら削ります。
グラインダ横
下図のような感じで落とすと研ぐ時に楽です。
かんなグラインダー3
次に裏金に合わせて角(耳)の部分もグラインダーで落としていきます。
裏金を合わせた時にマジックで印を付けておくといいでしょう。
耳部
グラインダー角
荒砥石は刃先が欠けていたり、通りが真っ直ぐではないときに荒落としするための砥石なので、問題がなければ使う必要はありません。かんな荒

シャプトン 刃の黒幕 モス 荒砥 #220
次に中砥石で研ぎます。
グラインダーで付いた傷や荒砥石の傷を落とし、刃先まで中落としする工程になります。
こまめに水をかけながら砥石全体を使い、真っ平らに研ぐのがコツです。
手首や肘が不安定だと刃が丸くなって切れ味が半減するので、練習を重ねて研ぎ方をものにしてください。かんな中

シャプトン 刃の黒幕 オレンジ 中砥 #1000
刃先まで研げたら、刃金が裏返る(刃返り)ので指でなぞって確認してください。刃返り

SK11 カンナ刃・ノミ刃研ぎガイド SSG-70
刃返り状態
幅の広い木材を削る時に削り段差が出ないように端の部分を少しだけ落としておきます
端落とす
最後に仕上げです。
仕上げ砥石は粒子が細かいので研ぐと刃金の部分が鏡面みたいな光沢が出て来ます。
刃先全体が磨けているか目視で確認しながら研ぎ出しましょう。かんな仕上

シャプトン 刃の黒幕 メロン 仕上砥 #8000]
裏面も同じように研ぎます。
かんな裏
仕上げを何度か繰り返したら、切れ味を確認しましょう。
新聞紙の上から垂直に落とすだけで切れたらOKです。

かんな切れ味


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鉋 を研ぐ” に対して1件のコメントがあります。

  1. 垣見 照善 より:

    (刃返り)はどの時点でどのように落とすのですか?

  2. kagusi より:

    こんにちは、コメントありがとうございます。
    中砥石で研いだ時に刃返りするわけですが、
    次の工程の仕上げ砥石で研いだ時に刃返りの部分は落ちます。
    鉋刃の裏面、表面がしっかり刃先まで研げていなければ落ちないので
    何度か繰り返し仕上げ研ぎをする必要があります。

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