2018年9月4日深夜に北海道に接近した台風21号は、なんせ風が凄かった。朝、車で出勤する途中、あちこちで倒木があり通行止め。

何箇所かで信号機も止まってました。

北海道に台風が来るなんて珍しいことで、とんだ災難だったと思っていた矢先でした。

9月6日午前3時8分頃、北海道胆振東部地震が発生

就寝中突然の大きな揺れで、飛び起きました。

何もすることも出来ず呆然と揺れが収まるのを待っていました。

スマートフォンからはアラーム音と共に、けたたましく【地震です!地震です!】と叫んでいます。そんなのわかっとるわい!

家族が居間に集まりテレビで地震速報を見ながら、断水を予測し、すぐに浴槽に水を入れ、テレビに見入っていると、突然停電・・・

真っ暗です。

こんな時スマートフォンって役にたちますね、懐中電灯のアプリを入れておいて良かった。

我が家には非常用の懐中電灯は小さいのが一つしかありませんでした。それと釣りで使うキャップライトが一つ、それで視界は確保出来ました。

息子が中学生の時に組み立てた手まわし充電式のラジオを引っ張り出してきました、こういうのがあって助かりました。

沢山の情報が得られました。

そんなこんなしている時に案の定、断水です。(浄水場のポンプが停電の為に作動しなくなったのが原因)

電話で身内や友人の無事を確認し、ラジオを聴きながら夜明けを待ちました。

社長からの連絡で社員の無事も確認。あとは会社がどうなっているか…余震を心配しながら取り合えず行ってみることに。

途中、念のためにガソリンを入れに行ってみたら、店員が入口で仁王立ちし、手で×サイン。スタンドのポンプも電気か…

それと、すべての信号機が消えていた、意外と交通量はあるのに不思議と事故がない。交差点では皆さん安全運転でした。

会社に到着すると社長も含め数人が既に来ていました。さしたる被害も無く大丈夫とのこと、良かった。

皆であーだこーだ言いながら半日だけ仕事をし、帰路へ

途中コンビニに寄ってみると暗い店内で営業していました。噂通り食料品は見事に何もありません、仕方なく缶コーヒーを持ってレジへ行くと、電子マネーは使えませんでした。皆さん、現金は持ち歩きましょうね。

その後、朝に行ったガソリンスタンドに寄ってみると運よく営業していました。並んでる車も20台程で15分位で入れる事が出来ました。

本当に運が良かったと実感したのは次の日でした。

そのスタンドの近くを通ったら…最後尾が見えないくらい果てしなく並んでる車の行列…

自家発電とかで営業していたんでしょうか…

ちなみに我が家には、釣りで使っていた年代物の小型発電機(25年程前製)があったので、車にガソリンを入れた時に一緒にその燃料も買ってきました。

老兵発電機ですが、不安定ながらも、我が家の冷蔵庫の食品達をしっかりと守ってくれました。

飲み水も買い置きがあったので良かった。

皆さん、災害の時は飲み水は重要です、2リットル入りのペットボトル6本入りで安売りの時は350円くらいで売ってます。

いつ災害が起きるか分かりません。普段から買い置きしておきましょうね。

営業している店屋さんの前には行列が出来ていました。スーパー、ドラックストア、ホームセンター、家電量販店などです。

水や食料品、電池やスマホ充電機器などを求めて人々が殺到し、特にコンビニは商品が無くなりシャッターを閉めていました。

札幌ではガソリンスタンドの在庫が底をついた所が多数あったようです。

この記事を書いてる今現在(9月12日)電力は不足していて、流通も滞った分、不足している物もありますが、私が住む地域での生活は以前の状態に戻りつつあります。

今回の地震での経験を忘れないようにここに記しておきます。

備えあれば憂い無し、ライフラインを絶たれた状況を常日頃から想定して備えておく大切さを実感しました。

今回の震災でご家族を亡くされたご家族の方には心よりお悔やみ申し上げます。

甚大な被害を受けた被災地域の1日も早い復興を心から願っております。