「打ち込みダボ」という金物は、可動棚を作る際によく使われます。その位置出しは結構面倒で、直接シャーペンや鉛筆で墨を出して穴を開けるか、薄いベニヤ板に墨を出して千枚通しで印をつけて穴を開けるという方法が一般的です。
今回は、この棚ダボの簡単な位置出しを可能にする治具の作り方について紹介します。
まず、10㎜のアクリル板または硬い無垢材を用意します。サイズは70×600㎜です(画像では670㎜となっていますが、これは間違いです)。
アクリルの板の写真少しでも軽くするために端を斜めにカットします。
アクリルの板の端を斜めにカットした写真
長さのセンター位置に、下画像のような切り込みを入れます。ベルトサンダーなどを使って斜めに削ります。
そして、削り込んだ面にカッターナイフなどでセンターの印をつけます。この印は長さの真ん中になるように注意してください。
アクリルの板の中心部を丸く欠いた写真
2.5㎜のMDFに両面メラミン化粧板を貼り、300×670㎜で直角にカットします。
それを下画像のように切り抜きます。
丸く欠き加工をしたところのアップ写真
2.5㎜のMDFに両面メラミン化粧板を貼り、300×670㎜で直角にカットします。
それを下画像のように切り抜きます。
四角いメラミン化粧板の写真
70㎜のところに20㎜径の穴を開けます。