家具や什器などには、扉の上部を斜めにカットして、開く時の手掛かりにする、という仕様がよく見られます。この斜めにカットした面にテープなどを貼った際、縁の耳取り処理は厄介な作業です。
当て板をしてカッターナイフで切るとか、ノミで取る、そういうやり方をしている人が多いと思います。
今回は、これを簡単にカットできる治具の作り方について紹介したいと思います。長く使うなら硬い木材が良いですね。説明用画像ではナラの無垢材を使用しています。最初に本体となる木材を下画像のように加工します。
メラミン化粧板を速乾ボンドなどで貼り付けます。溝の真ん中になるサイズで良いです。
ものすごく初歩的な質問なのですが、
木口に刷毛でアイカの速乾を塗ってナラ等のファンシーロールを貼っているのですが面をとって数日経ち触ってみると伸縮しているからなのか端が少し出てしまいます。
施工の仕方が悪いのか、何度も確認しながら進めていますがペーパーでの面取りが悪いのか…
無垢のテープ?の施工方法を教えていただきたいです。
どうぞよろしくお願い致します♂
コメントありがとうございます。
詳しい状況は分かりませんが、天然木のファンシーロールを速乾ボンドで貼る際に、木のヘラなどでこすって強く圧着していれば、そのような状況にはならないと思います。
もし、ゴムローラーなどを使用しているのであれば、木のヘラに変えてみてください。
他に考えられる要因は、合板の芯材が乾燥していなくて、日数が経つうちに乾燥し痩せて段差が出てしまう可能性です。
私の経験では、100㎜に割ったランバーコア合板の長さを2400㎜に切り、2~3日後に測ったところ1㎜短くなったという事例があります。
近年、合板の乾燥が悪い物が多くなってきているような気がします。 もしそのように材料的な問題だとすると、防ぐ方法は乾燥材を使用するしかないと思います。
確認方法は、ノギスで正確な厚みを測り、数日後に同じく測ってみて、痩せているようだと乾燥していなかったということになります。
お返事をありがとうございます!
ローラーを使用して貼っていたため木べらを試してみます!
白ボンドで圧着後に測って数日後に再度測ると0.2〜0.5mm痩せていることを確認できましたので材料によるものなのかもしれないと思いました。
加工方法などいつも参考にしております!
本当にありがとうございます!!!
大変勉強になるサイトでいつも楽しく拝見しております。
木口テープの替わりにメラミン仕上げになった場合、どのように加工してますか?
はじめまして。
コメントありがとうございます。
メラミンは厚みが約1㎜あるので、斜めにすると2㎜くらい小口が見えてしまいます。
コアのメラミンだと多少は目立たなくなりますが、私はそういう納まりは好きではないので、選択肢としては、1.トメにして貼る 2.ワイドサンダーで薄く落として(0.5㎜程度)貼る 3.最悪小口が出ても良いと妥協した場合は仕上がり寸法で正確に引き割ったメラミンを板に貼ったサンドペーパーで予め斜めに削ってから貼る
4.同色のポリ板があるなら、ワイドサンダーで薄く落として貼る
そんなところでしょうか。時間が無いなら、2.の方法が手っ取り早くキレイに仕上がると思います。厚みが0.5㎜程度なら出っ張りもペーパーで簡単に落とすことが出来ますよ。
あと、斜めに張ったメラミンの耳を落とす方法として、角度調整の出来るトリマーベースを使うのも手です。https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%82%AD%E3%82%BF-Makita-122753-2-makita-%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%9E%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AA/dp/B06XYHYPH1
いろいろな方法をご教授いただきありがとうございます。
薄く加工できる機械が無かったのでメラミンを電気鉋で削ってみたら意外といけました。
扉の手掛け部分でこういう斜めの加工が多いので何かうまい方法はないかなぁと思っていたところでした。
またいろいろと参考にさせていただきます。
特に治具関連は見ててワクワクするのでぜひぜひお願いします!