家具棚板用のダボレールは打ち込みダボよりピッチが細かく加工も容易なので収納家具でよく使われます。
施工図に寸法指示があれば良いのですが、箱の奥行きに対してどの位置に付けたらいいのか、図面に支持が無く、分からない場合が多いと思います。
特に決まったルールみたいなものはありませんがバランスが大切なので私がいつもやっている感覚で説明します。
下画像の場合は奥行きが450㎜の例になります。250~500㎜くらいまでは35㎜センターでやっています。
ダボレール位置
奥行きが500㎜以上になると50㎜センターくらいで良いと思います。
ダボレール位置2
奥行きが250㎜以下だと20㎜センターくらいです。
ダボレール位置3
次に長さ(高さ)ですが上下を通してしまうと下画像のように中芯が切れてしまう恐れがあります。

スライド丁番とダボレールが干渉してしまうことも・・・
スライド丁番との関係
扉の大きさにもよりますが、スライド丁番がつく位置を考慮に入れてダボレールの溝は止めておきます。
そうすれば合板の中芯が切れることもなくスライド丁番とダボレールが干渉してしまうことも無くなります。
スライド丁番との関係2
スライド丁番が三箇所吊りの場合はダボレールの位置は奥にずらした方が良いでしょう。
スライド丁番との関係3
下画像は扉とスライド丁番の位置について書いてみました。
いつもこんな感じで加工をしています。
スライド丁番位置スライド丁番位置2