家具職人入門

木工家具や什器の作り方、鉋や鑿の仕込み方など、基本的ノウハウを CGを使って紹介します。

「組 手」の記事一覧

インロー加工をした合板の写真

イ ン ロ ー

木合板や木材を外側から釘やビスで止めるのが困難な場合や後から固定棚を追加したい、仕切りを入れたい、床や壁、天井に固定したい場合などに、この方法がよく使われます 板厚が20㎜の場合、板の木口面に溝を入れます。ただし、下図の […]
留めに切った合板に雇いザネ加工をして直角に組んだ写真

雇いざね大留継ぎ

45度で切っただけの合板や木材同士を接着する場合、強度が確保出来ないため、接合部に溝を切り、溝に合わせた板を差し込むことで強度を得ようとする方法です。 差し込む板の事をやといざね、と言います。 やといざねは、接合する板の […]
直角に組んだ合板の、外側だけが留になっている状態が見える画像

留め形包み打ち付け継ぎ

外面が仕上がっていて、釘やビスも打てない場合や、数が多い場合には、この組み手を覚えておくと良いでしょう。 加工は大変で精度も求められますが、楽で早く組めるというメリットがあります。 横切盤で長さを決めて、昇降盤やルーター […]
交差する板の入隅が留めになっている組手の写真

腰付き十字相欠き継ぎ

板の正面側(木端)が面取り加工されてる場合に、交差させる組み手の加工方法を紹介します。見た目がきれいなので、高級家具などにはこういう作り方もあると思います。 たとえば丸面だったり 角面だったり 今回は、板厚が20㎜で角面 […]
十字相欠き継ぎで組んだ本棚の写真

十字相欠き継ぎ

木材を交差させる組み手の中では、簡単な手法です。あまり強度を求めない簡単な家具作りには良いと思います。 加工方法は、前回と同じくルーターマシンか、ハンドルーターで行います。(今回も、板厚は18㎜です) 板厚と同じ径のビッ […]
溝付き相欠き継ぎの組手写真

溝付き相欠き継ぎ

強度のある組み手として、板を交差させる組み手があります。 加工は大変ですが、組み上げる際には簡単に組めます。そのため、強度が求められるマス目家具(本棚など)や、什器の製作にお勧めです。 CG画像では、18㎜の板厚でモデリ […]
板と板を、直角に組んだ写真

木工家具のコーナーの 組手種類と加工方法

木工家具を製作する場合のコーナー(角)の組み手について、いくつか紹介します。 仕様、数、大きさ、強度、手間、によって、数多くある組み手の中から適切な作り方を選ばなければなりません。 その中でも簡単な方法をピックアップして […]