家具職人入門

木工家具や什器の作り方、鉋や鑿の仕込み方など、基本的ノウハウを CGを使って紹介します。

「組 手」の記事一覧

二枚の合板をトメに切った写真

合板や木材をボルトで組む方法

トメ(45度)でカットされただけの木材や合板同士を直角に組むとき、あまり手間はかけたくないが強度は欲しい場合、ボルトを曲げてジョイントする方法があります。 製作例では、二分ボルト(6㎜)長さ150㎜で説明します。 まず、 […]
丸棒にほぞを入れて組んだ写真

丸棒にほぞを入れる方法

丸い棒にほぞ加工をする場合、できれば四角いうちにほぞ穴加工をしてから、木地屋さん(木工旋盤で木材を丸くする所)で丸くするという方法を取りたいところですが、そうもいかない場合もあります。 今回は、丸い木材の棒にほぞ加工をす […]
二方向にほぞを入れて組んだ写真

二方向にほぞを立てる方法

ワゴンのような形状の家具を木材框組みで作る場合、ほぞを二方向に立てる必要があります。 今回は、そのような場合の加工方法について説明します。 使用する框は全て50㎜角で、奥行きが600㎜、幅が600㎜、高さが1000㎜のワ […]
面腰ほぞの加工終了写真

面腰ほぞ継ぎ

面腰ほぞ接ぎはガラス戸または羽目板、木材の角が丸面や角面など面取り加工された框をほぞで組む場合などによく使われます。 面加工された框でガラスの入った開き戸を製作する場合の作り方で説明します。 横框と縦框を昇降盤や横切り盤 […]
無垢の框材にほぞ加工をした写真

平ほぞの加工方法

ほぞ組みの種類はたくさんありますが、ここでは家具によく使われる平ほぞについて説明します。 一番簡単な平ほぞは、かまちを枠組みする時に多く用いられます。両胴付き、三方胴付き、四方胴付きなど、用途によって様々です。 まずは、 […]
立て板に溝を入れ、横板を差し込み、組み終えた写真

大入れ継ぎ

二枚の合板や木材をT型に組む場合、板厚と同じ溝を作って差し込むという組み手になります。 かなりの重量がかかる家具の棚板や地板、構造や形状による要因で収まりを考慮した場合、この組み手は使える一つです。 この組み手は、はめ合 […]
蟻組み加工完了の写真

あり形大入れ継ぎ

あり形大入れ接ぎは、無垢材や合板などを直角に組む場合や、分解組み立てが必要な家具などに用いられる組み手です。緊結力が強く、抜けにくいという特長があります。 溝加工用には、トリマ用アリビットを使用します。 板厚は20㎜溝の […]