木合板や木材を外側から釘やビスで止めるのが困難な場合や後から固定棚を追加したい、仕切りを入れたい、床や壁、天井に固定したい。
そんな時などによく使われる方法です。
板厚は20㎜で説明します。
板の木口面に溝を入れますが、下図の赤い矢印の部分の残りが少ないと反り返ってくるので最低でも4㎜は残したほうが良いと思います。
トリマには10㎜のストレートビットを付けました。
溝幅は12㎜なので両側から走らせようと思います。
トリマの定規に対して外側で落とすか、内側で落とすかによって進行方向が変わります。
刃の回転方向との関係をよく知っておく必要があります。
木工用のトリマ用、ルーター用ビットは基本的に時計回りなので、そこを考慮に入れて加工しなければ怪我をしたり材料が飛ばされたり、
食われたり、といった危険がありますので注意しなければなりません。
下画像、トリマ本体は消してありますが、定規の位置、刃の回転、落とす位置、トリマの進行方向の関係について説明してあります。
参考にしてください。
前面は通さないで10㎜程度残します。
背面は通します。
溝をつき終わったら中に入れる桟木を作ります。
幅は手で押し込んで軽く入るくらいで大丈夫です。
厚みは溝の深さが10㎜なので、余裕をみて9㎜で作ります。
位置を決めたら接着剤をつけて細ビスかエアータッカーで止めます。
接着剤を入れて差し込めば完成です。