
45度で切っただけの合板や木材同士を接着する場合、強度が確保出来ないため、接合部に溝を切り、溝に合わせた板を差し込むことで強度を得ようとする方法です。
差し込む板の事をやといざね、と言います。
やといざねは、接合する板の厚みによっては2枚にしたり厚くしたりします。
昇降盤での加工となりますが、軸を45度に傾斜させるのが大変な場合は、下画像のような治具(じぐ)を使うという方法もあります。
接着剤(木工用ボンドなど)を接着面全体に塗り、とめ先をマスキングテープで引っ張るように貼り付けます。
直角の板を当てて、クランプで2方向に挟み固定します。
1~2時間程度で固まるので、外して仕上げたら完了です。
説明用画像では、雇いざねには木材を使っていますが、ベニヤやMDFでも大丈夫です。
私は丸鋸で2枚ざねにして、2.5㎜のラワンベニヤを使うことが多いです。
それでは、また。
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