丸い棒にほぞ加工をする場合、できれば四角いうちにほぞ穴加工をしてから木地屋さん(木工旋盤で木材を丸くする所)で丸くするという方法を取りたいところですが、そうもいかない場合もあります。
今回はそういった場合に丸い木材の棒にほぞ加工をする方法について説明しますね。
使うのは直径50㎜の棒。これにほぞ加工をします。
長さをカットしたら平らな面に置いて両木口に50㎜角の合板をねじれがないように平行に打ち付けます。
水平、垂直に固定しなければ意味がないので注意してください。四角い板固定
真横から見るとこんな感じです。
四角い板

中にすっぽりと収まる箱を作ります。
これで垂直の位置にほぞ穴を掘ることが出来ます。箱作成
箱断面
ほぞの位置に毛引きやスコヤで墨を出します。
丸棒にほぞ墨出し
角ノミで穴を掘ります。
丸棒の場合、胴付きは角度をつけなければならないので大きくしたくありません。
横框の厚みは30㎜のものを使うので、ほぞ穴は20㎜幅にして胴付きは5㎜にしたいと思います。丸棒に角ノミ

SK11 角のみアダプター&ドリルスタンドII ドリル首径38,42,43,45mm専用 SKDS-45S
一面掘り終えたら、90度回転させて同じ作業を繰り返します。
方向入れ替え
ほぞ穴の深さは下画像断面のように中で角になるように深さを調整します。
ほぞ穴断面2
次に丸棒を上から見た原寸を書きます。
原寸
自由スコヤで胴付きの角度を合わせます。胴付角度

シンワ測定 自由スコヤ 250mm 62596
昇降盤の軸を傾斜させ、自由スコヤの角度に合わせます。
(昇降盤の作業は大変危険を伴います、作業する場合は工場責任者の指示に従ってください。)
昇降盤加工
深さを5㎜に合わせて胴付きを加工していきます。
胴付き加工
穴幅に合わせてほぞ加工します。(ほぞ加工については記事【ほぞ】を参考にしてください)
丸棒ほぞトメ
丸棒の切れっ端を使い刈り上げ部の加工をします。

まず、位置を合わせて墨を出します。R墨出し
墨に合わせて外丸ノミで落としていきます。R胴付き

龍蔵 外丸のみ 24mm
R胴付き加工
入り面を取ったらほぞ加工は終了です。
丸棒にほぞ組み立て
穴とほぞ、両面に接着剤をつけて組み立てていきます。
丸棒にほぞ組み立て2
パイプクランプやハタガネを使って組む場合、丸棒が凹んでしまうので当て板で保護しながら組むようにしましょう。丸棒にほぞ完成

ではまた。