トメ(45度)でカットされただけの木材や合板同士を直角に組むとき、あまり手間はかけたくないが強度は欲しい場合、ボルトを曲げてジョイントする方法があります。
製作例では、二分ボルト(6㎜)長さ150㎜で説明します。
まず、ボルトの真ん中にマジックペンで印をつけます。
ボルトがすっぽりと入るパイプを2本用意して印のところまで入れます。
ボルト反対側からもパイプを差し込み折り曲げます。
ボルト曲げ角度が直角になるように合わせます。
曲げボルト次に、ナットを締めるための穴をボール盤で開けていきます。
ボルトを差し込んだときに、先端が10㎜程出る位置に穴を合わせます。
ボール盤穴
ボルト穴位置


ボルトの穴は、少し余裕をみて8㎜径の木工用ドリルで開けます。
ボルト穴開けボルトを入れたら、接着剤をつけて組み立てます。
ボルト組み立てワッシャーを入れ、ナットをねじ込みスパナで締め付けていきます。
このとき、両方をバランスよく締めないとトメ先がずれるので、注意しながら作業します。
ナット締め付けはみ出た接着剤を拭き取ったら完成です。
今回は24㎜ランバー合板で説明しましたが、繋いだ後で仕上げ材(ポリ合板や練り付けベニヤ等)を貼って仕上げるという方法もあります。
逆に、片面が仕上がっている板同士を組む場合にも使えます。
ボルト組み完成変則的な角度で繋いだ例
ボルト変則的な角度
下画像は、入り口枠を組んだ例です。
様々な場面での応用も可能なので、頭に入れておいてくださいね。ボルト枠組みではまた。

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