完成した大きなR形状のフラッシュパネルの写真

前回の記事では、R形状の成型合板でパネルを製作すると重くなるため、構造を工夫して軽量化する方法について説明しました。
では、さらに大きなパネルの場合はどうでしょうか? 成型合板パネルを見上げている写真 表面に曲げベニヤを貼る場合、波打ちを抑えるためには多くの下地材が必要となります。
しかし、それによりパネルが重くなってしまいます。
今回は、このR形状の大きなパネルを軽量化しながらも丈夫に製作する方法をご紹介します。

パネルの大きさは、幅1100㎜、高さ2400㎜、厚さ25㎜で、R形状になっています。 成型合板を横向きにしている写真まず、型を作ります。型の作り方については、【成型合板の作り方】を参考にしてください。

雄と雌の間は25㎜開くように製作します。 成型合板の型の空き間の寸法を記した写真 型の骨組みの写真骨組みのピッチは、150㎜を目安に組み立てます。 型の骨組みのピッチを記した写真R面には9㎜の曲げベニヤを貼ります。ただし、繋ぎ部分は必ず下地にまたがるようにします。 型に曲げベニヤを貼っている写真 型に曲げベニヤを貼っているつなぎ目の写真