モールテックス仕上げのカウンター製作の依頼がよくあります。 モールテックスとはモルタルに似た素材で左官工事となります。 完成したカウンターに左官業者が来てモールテックスを塗ってもらえれば良いのですが、 別途工事で現場仕上げを行うケースも少なくありません。
そのような場合、フットライトなどのスペースが邪魔して仕上げができないことがあります。
照明の設置にも影響するため、部分的にパネルを外すよう指示されることもあります。 四角い形状のカウンターなら簡単なのですが、R形状だと頭を抱えてしまいます。 型を作って成型合板で製作するほどのものではないし、そこまで手間をかけたくありません。
もっと簡単に成型合板を作る方法はないものでしょうか?
とても良い方法があるので、今回皆さんにご紹介します。
せっかくなので、このカウンターなら私ならこう製作するだろう、というところから始めたいと思います。
最初は巾木です。大きなRと小さなRを分離して組み立て、合体させます。 9㎜の曲げベニヤを貼って仕上げます。 現場の床が必ずしも水平とは限らないため、下地は床から10㎜浮かせてあります。