天板の角がRになっているデザインがあります。
仕様は、全てメラミン化粧板仕上げです。
角のRが小さい場合、メラミン化粧板を直接貼り付けようとすると、折れてしまいます。 カウンターの腰部分もR加工が施されている場合、角のRが小さいとメラミン化粧板をそのまま貼り付ける際に、同様に折れるリスクがあります。 アイカ製のメラミン化粧板には、品番の頭文字にHが付くものがあります。
たとえば、H-5414などです。 これらの素材は、裏面がバッカー材で作られています。 この素材は、アイロンやトーチランプで加熱することにより曲げ加工が可能です。
ただし、幅が広い面に対しては加工が困難です。
また、木口部分に黒い面が出るのも、見た目の問題となります。
アイカ工業では曲げ用のメラミン化粧板が販売されています。 メラカーブ フレアテクト メラタック
私自身はあまり使用した経験はありませんが、ラインナップが限られているように感じます。
最近、裏面が近似色のコア材を使用したメラミン化粧板が主流となっています。
品番の頭文字にKが付くものです。例えば、K-6000KNなどがあります。
このコア材を使用したメラミン化粧板は、加熱して曲げ加工を試みると、表面にひび割れが生じるという問題があります。
このような状況下でも、何とか曲げ加工を行わなければ、商品を完成させることはできません。
では、どのような方法が考えられるでしょうか?
Rの大きさには限界がありますが、私がよくやる方法を次にご紹介しましょう。