曲げ下地と直線の合板の写真

曲面に合板を貼る場合、一般的には曲げ合板を使用しますが、手配する時間がない場合や部分的に曲げたい場合、直線部と曲面部の厚みがうまく合わない場合など、様々な状況があります。
今回は、合板を部分的に曲げる方法について説明します。例えば、下画像のように直線からアールになっている形状に18㎜の合板を貼る場合、直線部はそのまま18㎜の合板を使用し、アール部は9㎜の曲げ合板を二層にする方法があります。
しかし、今回は一枚の合板の裏面に切り込みを入れて曲げる方法でやってみます。アール材組み立て後まず、貼る板の幅を決めます。次に、横切り盤で切り込みを入れます。切り込みの深さは、芯材が少し残る程度にします。
横切り盤でランバーコア合板に鋸目 入れている同じピッチで切り込みを入れるため、目安となる墨を書いておきます。ピッチは、小さいアールの場合だと細かく、大きいアールの場合は荒くします(20㎜~60㎜くらい)。
切り込みピッの墨出し