木目の家具を製作する場合、扉や引き出しの口板のサイズに関わらず、木目は通して合わせる必要があります。
縦目や横目、壁面から収納扉まで並べて練り付けベニヤを貼るなどのパターンがあります。
幾つかの基本的なパターンでの木取り方を、何度かに分けて説明します。
まず最初に、簡単な箱に横目で板目の練り付けベニヤを木取りしてみます。
板目と柾目について知らない方もいるかもしれませんので、画像を載せておきます。
下の画像が板目です。木目が山形になっていたり、不規則に波状になっていたりします。
次に柾目です。木目が真っすぐに通っています。圧倒的にこの柾目が人気で、多く使われています。
箱の外寸は高さがH850㎜×幅がW1200㎜扉が2枚、引き出しが5杯のシンプルな家具です。
使用するベニヤは、3×6サイズ(約915㎜×1830㎜)の板目の練り付けベニヤです。まず最初に、大体の位置にマスキングテープなどを貼り、番号を付けておきます。