成型合板で扉を作った経験のある人なら、失敗談は少なからずあると思います。
失敗の原因として多いのは、ねじれや表面の段差、隙間(目地)の不均一さ、直角のズレなどです。
今回は、メラミン化粧板仕上げの扉を作る際に、そういった失敗を避ける方法を説明します。
作るのは円柱状の家具で、4枚吊りの開き扉になります。
成型合板の作り方については、過去の記事を参考にしてください。カテゴリー【成型合板】からも検索できます。
扉を取り付ける前の箱の状態は、次の画像のようになります。
スライド丁番は半かぶせを使うので、側板の厚みは23㎜、扉厚は20㎜です。
メラミン化粧板は貼らないままで、成型合板は切り回してあります。
仮に吊ってから切り合わせたり削り合わせるために、幅と高さを1~2㎜程大きくしてあります。