アールの天板やカウンターに無垢材をつける場合、木材をアールの形状に切り出す方法や木材を薄く挽き割って曲げてしまう、という方法があります。
アールの形状に切り出すやり方だと手間がかかる割にはつなぎ目が出たり、木目がアールに沿わないというデメリットがあります。
Rの大きさにもよりますが挽き割って積み重ねたほうが手間もかからずキレイに仕上がります。
無垢材を挽き割る前に木口に下画像のような墨をつけておくと重ねる順番が分かります。
挽き割った板は超仕上げかんな盤やワイドサンダーで両面仕上げておきましょう。
下画像は三方締クランプで挟む方法です。天板が凹まないように当て板は必ず使ってください。
面材側にも当て板(曲げベニヤ・合板・無垢材等)を当てて挟みます。接着剤は木工用ボンドを使います。
下画像は天板をR加工した際に出た外側の部材を使う方法です。
接着面の隙間の心配が無く手間もあまりかからないので一番お勧めしたい方法です。

ではまた。