施設や店舗関係の什器などの製作でよく使われる材料に、厚さ1㎜のメラミン樹脂化粧板があります。
表面の硬度が高く、傷付きにくいので什器天板や家具の扉などによく使われます。
このメラミン化粧板には正しい貼り方があります。
貼り方を間違えると、下画像のように使用中にゴミが入り込み、少しずつ浮いてきて、最悪剥がれてしまうことがあります。
そうならないように、貼る順序を考慮する必要があります。
下画像のように順序通りに貼ると、剥がれにくくなります。
1,まず最初に下面を速乾ボンドで貼り、サイズカットします。
2,次に小口のメラミンも貼り、ゴムローラーで圧着します。
その後、上面と側面をトリマ用の目地払いビットで平らに落とします。
小口に貼ったメラミンの下角と、天板上面に貼ったメラミンの前角を、75°面取りビットで少しだけ斜めに落とします。
天板上面の側面と後ろ面を目地払いビットで落とし、板に貼ったサンドペーパーなどで全体の角を軽く仕上げると完成です。
他にもメラミン化粧板をつないで貼る方法、メラミン化粧板の貼り方、円柱にメラミン化粧板を貼る方法、内アールに貼ったメラミンの目地払い方法なども紹介していますので、そちらの記事も参考にしてください。
それでは、また。
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初めまして、コメント頂きありがとうございます。
メラミン化粧板は、メラミン樹脂というとても硬い材質で
厚みは約1㎜、合板などに接着剤で貼り付けます。
ブログ記事では貼り方について説明しています。
接着剤の耐久性については、使う接着剤によりますが
滅多に剥がれるような事はないと思います。
ただ、表面は天然木ではなくプリントなので長年使っていると
磨り減ったりで表面がはげて下地が出てしまうという短所もあります。
プリントなので補修はほぼ不可能だと思います。
無垢材を使った天板だと削って再塗装もできますが、
価格が跳ね上がりますね。
メラミン化粧版は表面層だけを化粧しているんですね。長年使うと糊が弱まって剥がれるのでしょうか?いわゆる合板ということかな。
最近システムデスクを木製のデスクに変更しようかと良さそうに見えたのが、材質にメラミン化粧版と書いてあっていろいろ調べていたらこのサイトでわかりやすく画像月で説明があり助かりました。