家具の天板やカウンター天板、テーブル天板などに無垢材を付ける場合、面取り形状や強度を考慮する必要があります。 無垢材の大きさにもよりますが、接合部に何の加工もせずに接着すると、後に外れてしまうというクレームが発生する可能性があります。 その接合部の加工で、多く用いられる雇い核(やといざね)という加工方法を説明します。 まず、無垢材は天板の厚さより2~3㎜大きく切り出します。
昇降盤で大きな天板を雇いざね加工するのは大変です。
雇い核加工にはトリマ用の横溝ビットが便利です。
天板をクランプなどで固定して動かないようにし、両面から2箇所溝をつけます。
無垢材は固定が困難なため、昇降盤で加工したほうが良いでしょう。
溝の幅より少し薄く、幅も1㎜程度小さくしたしたベニヤ板を用意します。(無垢材でも構いません)
追記です。。。m(_ _)m
天板の四面に無垢材を貼って、四隅をトメにしたいのですが、4本切って仮組みでは合うのに、実際貼ると少しズレて上手くいきません。木工用ボンド等だとズラして調整出来るから良いのかな。。とか思うのですが、すぐに固まるハネムーン式をお使いということは木工用ボンドではダメなのかなと思いつつも、ハネムーン式ははみ出したときに怖いので速乾ボンドでやってみました。
何度も練習して上手くなるしかないのか、やり方に問題があるのか。わからなくなりましたので質問させていただきました。
不躾ではございますが、よろしくお願いいたします。m(_ _)m
初めまして、いつも当ブログにお越し頂きありがとうございます。
四方に面材をつける方法ですね。
実際は天板の大きさと面材の大きさで使う接着剤は変わります。短い物ならハネムーンでも大丈夫ですが、長い物なら白ボンドが良い、といった具合ですね。薄い面材なら速乾を白ボンドの併用でも可能でしょう。
面材の付け方ですが、対面同士を同時に挟む方法と、順に一本づつ付けていく方法とがあります。
前者は後でつける二本の面材の長さを現物合わせで切ります。後者は最後につける面材を少しだけ長くしておいて、留め台を使い鉋で削り合わせます。
4本の長さを決めてしまうと材料の反りや、付けた時に接着不良個所があると全体の長さに影響が出てくるので失敗する可能性が高くなります。
速乾の場合は接着剤の厚み分、広がるので全体に若干短くなります。
ハネムーンは硬化するまでに少しだけ時間があるので、角を合わせる時間的余裕はあります。
コツは片方に硬化剤がついているので、主剤に触れないように浮かせながら、端から順番に締めていく、という所でしょうか。
クランプやハタガネは面材に対して直角じゃないと挟んだ時に滑ってずれてしまうので注意してください。
以上が私ならこうするだろうな、といった説明になります。うまく伝わったでしょうか?
また何かありましたらコメント入れてくださいね。
お仕事頑張ってください。
お返事心より感謝いたしますm(_ _)mm(_ _)m
また詳しくありがとうございます。
ハネムーンすこしは動かせるとのことなので、今度購入してテストしてみたいと思います^^
思いつきですが、、硬化剤を塗っていなければ普通の白ボンドと同じ接着力になるのか調べてみたいと思います。
合わせたい端の方だけ硬化剤を塗らないとか、、邪道なことを考えてしまいましたので^^;
何かしらのお礼を出来たら良いのですが。。
(リンクからクランプ購入しようとしたら、アマゾン売り切れでした。。)
本当にありがとうございましたm(_ _)mm(_ _)m
ハネムーン接着剤は主剤のみでも硬化しますが、強度はどうなのか私は分かりません。最近では瞬間接着剤を併用して手短に、なんてのが面倒臭がり屋の私のマイブームになってきてます。(笑)
また何かありましたら遠慮なく質問してくださいね。メッセージでも大丈夫ですので。
はじめまして。木工初心者の者です。
どの記事も貴重な技術を読ませていただき心より感謝致しております。
お使いの工具を購入したいなと思うのも、リンクから飛べてとても助かっています。
図々しい質問で申し訳ないのですが、天板の面材を無垢材のトメで貼りたいのですが、45度に切った面材を速乾ボンドで貼ろうとするのですが、どうしても少しズレて天板との間に隙間があるように見えてしまい諦めました。
どういう手順で貼ったらきれいに貼れるのかご教示いただけたら嬉しいです。
今後も楽しみにしております。
書籍化されたらいいなぁと思いつつ。。