合板などを使って長い板材を作ろうとした時、どうやって作れば良いのでしょう。
例えば600㎜幅で4000㎜長さのような場合ですね。
大きめに作ってもパネルソーで切り回しが出来ないし、電動丸ノコで切り回すのも面倒ですよね。
ボルトで繋ぐという手もありますが、これも加工が面倒です。
もっと簡単な方法でこの長い板材を作る方法があるので紹介しますね。
作る板材のサイズは20×600×4000㎜という設定でやってみましょう。
15㎜の合板を下地に使います。これを下画像の寸法に正確にカットします。
後で切り回しはしないので必ず仕上がり寸法で決めて下さい。
繋ぐ合板二枚の寸法繋ぐところにジョイントカッターでビスケット加工をします。
ジョイントカッターで繋ぎの加工


4か所も入れれば十分でしょう。
ビスケットジョイント
接着剤をつけて繋ぎます。
二枚の合板を繋いだパイプクランプがあれば、繋ぎも楽ですね。
二枚の合板をパイプクランプを使って繋いだ パイプクランプ接合部拡大
仕上がり寸法の下地が完成したので、これに2.5㎜のベニヤを両面に貼ります。
ベニヤは10㎜くらい大きくカットし、下画像のように繋ぎの位置は下地とはずれるように用意します。
ベニヤを貼り合わせる模様速乾ボンドを使い振り分けで両面貼り付けます。
ベニヤを貼り合わせた部分拡大 長い板にベニヤを両面貼ったトリマーにストレートビットを装着し、定規もセッティング
トリマーにストレートビットを装着平らになるように合わせたら、全て削り落としていきます。
べニアの段差をトリマーで削り落とす
これで、正確な長い板材が出来上がりました。
長い板材の完成

速乾ボンドでは不安だとか、もっと頑丈に作りたい、という時は、プレス機を使って白ボンドで二回に分けて挟むと良いですよ。

今後の参考にしてくださいね。

それではまた。