今回は、合板の木端面に薄い無垢材を貼る方法について説明します。通常、木端面は0.5㎜の突板やファンシーロールなどを貼って糸面で仕上げるパターンが多いと思います。しかし、安全面を重視して角をアール面で製作する指示がある場合もあります。その場合、薄い無垢板を貼って仕上げなければなりません。
斜めの合板と薄材
木端面に板材を貼るには、パイプクランプやハタガネなどを使って接着するのが一般的だと思います。しかし、今回の事例のような斜めになった合板の場合には、E型クランプを使ってハネムーン型接着剤でつける方法を私はよくやっていました。
E型クランプ


しかし、セッティングが大変で作業効率が悪いという、つまり面倒くさいやり方が嫌いな私は、もっと簡単な方法はないかと考えました。ありました。やってみると結構うまくいくので、今回紹介したいと思います。まず、6㎜幅のマスキングテープを薄板面と木端面の両方に、下画像のように貼ります。
薄材にマスキングテープ木端にマスキングテープ切り抜いた当てベニヤを用意して中央部分に速乾ボンドを吹き付けます。(はけ用でも構いません)
木端に速乾を吹く面材に速乾を吹く
マスキングをはがした部分に木工用ボンドをつけます。
面材の縁に白ボンド面材両縁に白ボンドローラーで圧着しながら貼り付けていきます。
薄材を圧着
目地払いで段差を取って、アール面を取り、仕上げたら完了となります。
面材付け完成
どうですか、簡単でしょう? ただし、この方法は薄材に限定しておきましょう。5㎜厚までが限度ではないでしょうか。それ以上厚くなると、無垢材の反りやねじれを速乾で貼り付けるのは困難になります。その場合は、やはりクランプやハタガネで接着するしかないと思います。しかし、数が多い場合は、クランプやハタガネが足りないこともありますね。

次回の記事では、クランプやハタガネを使わずに挟む方法について説明します。今回紹介した方法、ぜひ試してみてください。
ではまた。

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