店舗や施設の什器や家具作りをしていると、表面はメラミン化粧板仕上げという仕様が結構あります。
このメラミン化粧板、ただ貼るだけだろ、みたいに舐めていると結構失敗したりします。
今回は、長い板材にメラミン化粧板を繋いで貼る方法について説明します。
つなぎ目にすき間が出てしまった、とか、貼ってるうちにズレてしまった、とか結構あると思います。
私も若い頃はやらかしまくっていたので(笑)失敗しない方法を教えます。
まず、貼る下地材900×3200㎜の真ん中でメラミン化粧板を繋ぐという流れで説明します。
最初に、端から1600㎜の位置に墨を出します。
メラミンは少し大きめ(10㎜出るくらい)にカットします。
つなぎ目は板に貼ったサンドペーパーで隙間が出ないように削り、調整し、表角はほんの少しだけ面を取ります。



速乾が乾いたら、丸棒を置きます(5㎜径くらい)



繋ぎ位置からローラーで圧着します。

丸棒を順に抜きながら全面圧着します。






するとつなぎ目に向かって寄っていくのでピタッとつきます。



全体の注意点
①つなぎ部分のすり合わせは妥協しないこと。
②丸棒は径の大きい物を使うと浮きが大きくなってローラーで圧着してもつかなくなるので注意
③丸棒は直角に置いたほうが良い。
④瞬間接着剤を使うので、とにかく素早く作業する。
⑤つなぎ目は、かなりの圧力がかかっているので、繋ぎ目表面に段差が出た場合、げんのうの丸い方で軽く叩いてやると平らになる。
以上がメラミン化粧板を繋ぐ時のコツでした。
他にもメラミン化粧板の天板を作る方法、メラミン化粧板の貼り方、内Rに貼ったメラミンの目地払い方法、円柱にメラミン化粧板を貼る方法、なども紹介していますので、
そちらも参考にしてくださいね。
それではまた。
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