天然木で天板を製作する場合、気をつけなければならないのは製材された無垢板には裏面と表面があるという事です。
年輪中心部から外側が木表、内側が木裏となります。
木裏に比べて木表は収縮率が高く乾燥させると木表側に反り返ります。
木目は木表が美しいとよく言われますが、何枚か矧ぎ(はぎ)合わせた板の乾燥が進むと下画像のように反ってきます。
この場合補強材が必要になりますが反りが大きいと矧ぎ目部が切れて隙間が空いてしまう恐れがあります。
よく乾燥した材料を使わなければなりません。
木裏を上に向けて補強を入れた場合下画像のように隙間は上には出てきません。
木表木裏を交互に矧いだ場合は、波打つかもしれませんが全体的には反りが相殺されています。
補強を入れられない天板だと、この方法が良いでしょう。

はぎ目は雇いザネ加工が簡単で強度も得られます。
ビスケットジョイントも簡単で強度が得られます。
接着剤をつけて隙間が出ないように挟み仕上げたら、はぎ板は完成です。