丸いテーブル天板にコーヒーカップが置いてある写真

メラミン化粧板を使用した丸いテーブル天板の製作依頼が時折あります。
デザインは、淵に薄い無垢材を貼り付けるスタイルです。
具体的に、厚さ31㎜、直径700㎜の天板を製作するとしましょう。
天板の表面は黒のメラミン化粧板を使用し、淵には厚さ3㎜のオークの無垢材を貼ります。 テーブル天板の断面の写真 丸いテーブル天板の大きさを記した写真無垢材を直接曲げるにはRがきつそうです。 薄い無垢材を曲げている写真積層して曲げる方法も考えられますが、接着方法や繋ぎ目の調整が難しそうです。
また、熱を使って曲げるという方法もありますが、1枚だけ製作するために設備を準備するのは大変な作業となります 悩んでいるフィギアの画像他にも様々な選択肢があるかもしれませんが、私ならこう作るだろう、という方法をご紹介します。

まず、下地となる合板を用意します。今回は15㎜のものを2層にしましたが、30㎜の合板を使用しても問題ありません。 正方形の合板の写真センターに3㎜の貫通穴を開けます。 合板のセンターに穴を開けている写真ルーターマシンのテーブルに30㎜の合板を置き、クランプで固定します。
合板には、クランプで固定できるように溝が設けられています。 ルーターマシンの写真 ルーターテーブルの合板にクランプ用の欠きこみを施した写真