フラッシュ扉の下地を見せている写真

フラッシュの扉を製作する際には、ベニヤを貼るための芯材の加工方法と組み立て方を考える必要があります。
大量生産の場合は、コストと時間効率も考慮しなければなりません。
一方、単品生産の場合は、利用可能な材料、仕入れ量の問題などを考慮に入れる必要があります。 大小のフラッシュパネルの写真今回は、フラッシュ扉の基本的な製作方法と注意点について説明します。
扉の厚みが指定されている場合、ベニヤを貼る厚さを引いた寸法が下地の厚さになります。
例えば、指定の厚みが25㎜で、ベニヤの厚さが2.5㎜の場合、芯材の厚さは20㎜になります。 フラッシュ扉の断面詳細図このような場合、芯材として使用する材料はLVLが適しています。
LVLは薄い無垢材を積層した合板で、様々な種類がありますが、歪みが少なく軽量なポプラ材を使用します。 ポプラ材のLVLの写真
LVLの原板サイズは45×450×2100㎜です(他にも色々なサイズがあります)。
これを昇降盤を使用して21~22㎜に割ります。 LVLを昇降盤で割っている写真自動鉋盤で20㎜に削ります。これで下地材はできました。 幅を割り終えたLVL材の写真