
前回から引き続き、扇形の箱に引き出しがつくタイプの箱の制作方法をご紹介します。
前回は、内アール面に引き出しが付くタイプの箱を作りました。前回の記事はこちらです。
今回は、外アール面に引き出しが付くタイプの箱の制作方法を紹介します。 形状がアールになっている家具は、直線タイプの四角い箱とは違って、直線、直角部分が少ないので、各部分の位置を出すのが大変です。
それと仕切り板の加工も増えているので、前回の内アールタイプより今回の外アールタイプのほうが少し時間がかかります。 アール材の切り抜き寸法です。基準は天板が0㎜ラインで、各部材そこから、マイナス寸法で切り抜いています。
天板に墨付けを始めます。 両サイドに側板の厚み分の墨(18㎜)と小口に引き出しの口板の隙間(2㎜)分の墨を付けます。
次は、中間部の引き出しの口板の隙間(目地)を出します。 まず、スケールを使い、天板の角から中央付近(任意の寸法)で印をつけます。
反対側からも同じ寸法でで印をつけます。