【簡単な椅子】の記事を参考に、椅子とセットになる木製ローテーブルを作ってみます。
使用する木材は、椅子と同じく、ホームセンターなどで簡単に入手できるホワイトウッドを使います。
寸法は、幅1200㎜×奥行き640㎜×高さ400㎜です。
ローテーブルの施工図脚となる框は45㎜角で、長さを379㎜にカットします。その後、ほぞ穴加工と角の面取り作業を行います。
ほぞ穴の大きさや深さは、【簡単な椅子】の記事と同じなので、そちらを参考にしてください。
ほぞ穴をあけた縦框と寸法


上部の横框は45㎜角で、胴付きの長さが、W(間口)1070㎜、D(奥行)510㎜でほぞ加工します。
ほぞ先は全てトメでカットし、框の角は面取りしておきます。
ほぞ加工を終えた上部横框と寸法下部の横框は38㎜角で、胴付きの長さは上部の横框と同じく、W=1070㎜、D=510㎜でほぞ加工します。
これもほぞ先は全てトメでカットし、框の角は面取りします。
ほぞ加工を終えた下部横框と寸法ほぞ加工が終わったら、木工用ボンドをつけて組み立てます。
組み上がったら、忘れずにスコヤなどで直角を確認しましょう。
ほぞ組みを終えたローテーブル骨組み椅子の時と同じく上部四つ角に隅木で補強します。
補強用隅木をつけた
この状態で天板と下部棚板を乗せると、間口が長いのでたわんでしまいます。
そのため、間に二本の補強材を入れるためのビス穴を開けておきます。
後で木栓を埋めるので、3等分くらいの位置に10㎜径の穴を深さ約10㎜で開けます。
中つか固定用の木栓穴木栓穴510㎜にカットした框材を固定します。
中つかをビスで組み立て全て組み終えました。
ローテーブル本体の組み立て完了木栓用錐で作った木栓を、木工用ボンドをつけて埋めます。サンドペーパーなどで平らに仕上げておきます。
中つか部の木栓埋め込み
ローテーブル側面の仕上げ次に棚となる部分の板を用意します。
厚みは21㎜、幅は80㎜の板を長さ1160㎜にカットし、角は全て面取りしておきます。
ローテーブル下部の棚板外側の板は脚の部分を欠き込みます。
棚材の欠き込み天板は厚み21㎜、幅80㎜の板を1200㎜にカットし全て面を取ります。
ローテーブル天板材ここで組んでしまうと、塗装が大変になるため、この状態で塗ってしまいます。
椅子と同じく、ワトコオイルを使用します。オイルステインでも構いません。
天板材と棚板材をワトコオイルで塗装した
ローテーブル本体をワトコオイルで塗装した 止める位置に木栓用の穴を開けておきます。
天板部棚板部固定用の木栓用穴位置を決めてビスで固定します。
天板材をビスで固定木工用ボンドをつけて木栓を埋め、サンドペーパーで平らに仕上げます。
天板材に木栓を埋める木栓部を塗装します。
木栓部にワトコオイルを塗った
完成です。
ローテーブルの完成
庭などに置いてくつろぎスペースなどにどうですか?
庭に置いたローテーブルとイス
それでは、また。

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