簡単な椅子の作り方を紹介します。
使う木材は、ホームセンターなどで入手できるホワイトウッドです。
製材されているので、長さを切るだけで使えます。説明用画像では、節のない木目で描かれていますが、実際は節などが多数あります。
完成した椅子の写真
下図が図面です。各部材に番号をつけてありますので、加工する時に参考にしてください。
椅子の図面


まずは脚となる部材の長さを切ります、サイズは以下になります。手鋸で長さを切る場合は【ほぞの手加工その1】を参考にしてください。
椅子の後ろ脚と前脚用の框材の写真
次に、側面上部の部材を用意します。両側をほぞで組むため、60㎜長くしてあります。
図面に詳細が書かれていますが、ほぞ穴の深さは31.5㎜なので少し余裕をみて、ほぞ長さを30㎜として計算しました。
椅子の側面用の框材の写真
前後の横材も、ほぞの長さ分を足して、60㎜長くしてあります。
椅子の前後用の框材の写真
脚にほぞ穴の位置を墨出しします。ホワイトウッドは針葉樹で柔らかいので框の厚さより1㎜小さくほぞ穴を開けます。
そうすることで、ほぞと框がきつく嵌まり、抜けなくなります。
ほぞ穴の幅は18㎜にしました。
脚部ほぞ穴の墨出し詳細の写真椅子の脚部ほぞ穴詳細の写真椅子の背、上部のほぞ穴詳細の写真椅子の上部、ほぞ穴の詳細写真