簡単な椅子の作り方を紹介します。
使う木材は、ホームセンターなどで入手できるホワイトウッドです。
製材されているので、長さを切るだけで使えます。説明用画像では、節のない木目で描かれていますが、実際は節などが多数あります。
![完成した椅子の写真](https://i0.wp.com/kagusi.com/wp-content/uploads/2018/02/kantanna-isu-2.jpg?resize=640%2C640&ssl=1)
下図が図面です。各部材に番号をつけてありますので、加工する時に参考にしてください。
![椅子の図面](https://i0.wp.com/kagusi.com/wp-content/uploads/2018/02/f47b2229ec9702ded42affbf3a4e2d11-1.jpg?resize=640%2C577&ssl=1)
まずは脚となる部材の長さを切ります、サイズは以下になります。手鋸で長さを切る場合は【ほぞの手加工その1】を参考にしてください。
![椅子の後ろ脚と前脚用の框材の写真](https://i0.wp.com/kagusi.com/wp-content/uploads/2018/02/8ebcada8211f3f4a6509999e83b7a02f-1.jpg?resize=640%2C360&ssl=1)
次に、側面上部の部材を用意します。両側をほぞで組むため、60㎜長くしてあります。
図面に詳細が書かれていますが、ほぞ穴の深さは31.5㎜なので少し余裕をみて、ほぞ長さを30㎜として計算しました。
![椅子の側面用の框材の写真](https://i0.wp.com/kagusi.com/wp-content/uploads/2018/02/4d966adf5bf7acb1c51f0cf8d5590b2c-1.jpg?resize=640%2C360&ssl=1)
前後の横材も、ほぞの長さ分を足して、60㎜長くしてあります。
![椅子の前後用の框材の写真](https://i0.wp.com/kagusi.com/wp-content/uploads/2018/02/819bb2f716a380a9d80f521033eed74b-1.jpg?resize=640%2C360&ssl=1)
脚にほぞ穴の位置を墨出しします。ホワイトウッドは針葉樹で柔らかいので框の厚さより1㎜小さくほぞ穴を開けます。
そうすることで、ほぞと框がきつく嵌まり、抜けなくなります。
ほぞ穴の幅は18㎜にしました。
![脚部ほぞ穴の墨出し詳細の写真](https://i0.wp.com/kagusi.com/wp-content/uploads/2018/02/2eb3a254041034ab1cff97716e5b2e86-1.jpg?resize=640%2C360&ssl=1)
![椅子の脚部ほぞ穴詳細の写真](https://i0.wp.com/kagusi.com/wp-content/uploads/2018/02/10faa72ee88fda6be7ea1db7b02b73b1-1.jpg?resize=640%2C360&ssl=1)
![椅子の背、上部のほぞ穴詳細の写真](https://i0.wp.com/kagusi.com/wp-content/uploads/2018/02/08153ded01318c9bd6ecd64a248d3470-1.jpg?resize=640%2C360&ssl=1)
![椅子の上部、ほぞ穴の詳細写真](https://i0.wp.com/kagusi.com/wp-content/uploads/2018/02/e3936a6394ddca30f109102cc328a392-1.jpg?resize=640%2C360&ssl=1)
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素晴らしい!
私の知りたかったことのすべてが、端的にまとめられていて非常に感激しました。
(とくに「ほぞが直角にぶつかる部分をどうするべきか」について説明されているのは、他で見たことがありません。)
勉強させていただき、ありがとうございました。
ありがとうございます!
参考になれば幸いです。