ほぞの手加工 (その3)

前回はほぞ穴について説明しましたが、今回はほぞの加工法を説明します。
最初にほぞの長さになる位置に胴付きの線を白引きで引きます。(ここでも勝手墨を基準にするのを忘れないように。)

スコヤ スコヤしら引き しら引き墨出し

四方に出し終えました。

胴付き墨

次にほぞの墨を出します。
穴で使った鎌毛引きをそのまま使います。(勝手墨側から引くことを忘れずに)

鎌毛引きMATUI ダブルロック式鎌毛引き 150mm

木口と裏側も同様に。

鎌毛引きほぞ墨

直角の治具を用意し、胴付き鋸で切り込みを入れます。

胴付き切り込み

胴付き切り込み終了

ほぞの部分を手鋸で切る場合は墨と鋸が真正面に見える体勢で切ります。

鋸加工姿勢 鋸加工姿勢

使うのは縦引き鋸、鋸目が荒いので木の目に沿って切る場合に適しています。

たて引き鋸

ちなみに下画像は横引き鋸、目が細かいので長さを切ったりする場合に適しています。

横引き鋸

技工 替刃式両刃鋸 240mm プラケース入

では、ほぞ切りへ、まず下図のように①の部分に少しだけ切り込みを入れます。

切り込み詳細 切り込み動画

ひっくり返して切り込み動画2

下画像の②の部分に切り込みを入れます。

切り込み詳細

切り込み動画3

再度ひっくり返して

切り込み動画4

下画像の③の部分に切り込みを入れます。

切り込み詳細3 切り込み動画5

反対側も同じように切ります。


切り込み終わり

次にほぞの幅となる位置に毛引きを引きます。

ほぞ幅

胴付きを切り込んで

胴付き加工2

墨通りに切っていきます。

ほぞ幅切り ほぞ幅2

ほぞ穴に合わせて厚みを微調整

ほぞ調整

最後に小鉋で入り面を取ったらほぞは完成です。

ほぞ入り面

角利 ミニ鉋 芯樫 42×150mm

ほぞ加工終了

組む時に勝手墨を同じ方向で統一する事でねじれや目違いが少なくなります。
以上で、ほぞの手加工は終了です。
最初はなかなかうまく出来ないものです、軟らかい木材で何度も練習して精度やスピードを高めてください。

ほぞ組み立て

では、また。



 

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