無垢材天板の固定方法についてメッセージからご質問があったので記事でお答えしたいと思います。
天然木は材質によって癖を持っています。
一概にこれが正解、という答えは難しいのですが、一つのやり方の選択肢になれば幸いです。
画像で説明するのはナラの無垢材天板をボックスに固定する方法になります。無垢材天板の箱

無垢材天板は乾燥材を使い数枚はぎの状態で、反り防止の為にあらかじめ両面塗装を済ませてあります。
箱上部は片面フラッシュで作ります。そうすることで無垢材天板の両面に空気が当たるので反り防止になります。
天板を付ける前の箱

箱の内部にビス等の金具類は見せたくない、とのことなので、ボックス天井部は片面フラッシュのラワンベニヤ表面のままで組み上げました。
ビス固定した後で化粧ベニヤを後貼りするという流れになります。
無垢材は湿度によって若干伸び縮みするのでビスの下穴は大きめにしたほうが良いですね、ここでは6㎜径の下穴を開けました。
ビスの頭が出っ張らないように、二段掘りしてあります。
天板を固定する為の穴天板固定にはワッシャーヘッドのビスを使います。ワッシャーのような座が付いているので無垢材の動きを吸収してくれると思います。天板をビスで止める


ビスで止めた後

全て固定したら、サイズにカットした化粧ベニヤを速乾ボンドなどで天井部に貼り込みます。
箱上面にベニヤ

正面木端を仕上げて小口テープ(ファンシーロールなど)を貼ったら完成です。
箱上面を仕上げた今回は予算などの問題も考慮に入れて、出来るだけ簡単な方法で考えてみました。

他の方法としては蟻組みがあります。天板の反りを抑えられるのでお勧めです。
側板を蟻加工天板を蟻加工背板は、天板、両側板、三方に溝を入れて15㎜の合板を片胴付きではめ込みます。
背板の溝上部側面の片胴付き加工をしたら、下から差し込みます。
背板の欠き込み
背板をはめ込んだ地板部は後ろからビス止めします。
背板をビスで固定

蟻組み後部
蟻組み前部背板以外は全て無垢材で箱四隅の組手を全て蟻加工した場合は、溝を入れて背板を差し込むというのは不可能なので、
その場合は欠き込んで後ろから止めるという方法で固定します。
下画像は深さ16㎜の欠き込み加工をし、15㎜の合板を接着剤とタッカーを使い固定しています。
背板部書き込み例背板をタッカーで打つベニヤだけを使って背板にしたい場合もありますね。
下画像は深さ17㎜の欠き込み加工をし、4㎜のベニヤを接着剤とタッカーを使い固定しています。
深い背板の欠き込み背板ベニヤをタッカーで打つ4㎜ベニヤのままだとたわむので12㎜の補強材を速乾ボンドで貼り付けます。両サイドと上下部は必要に応じてビス止めなどをすると良いと思います。
背板に桟木を貼る

以上が私からの提案です。
参考になるか分かりませんが、お力になれたら嬉しいです。

ではまた。