引き違い戸家具の写真

今回は、引き違い戸付きの家具の作り方について説明します。収納家具には欠かせない基本的な製作手法なので、覚えておきましょう。

図面は下図のとおりです。寸法は、幅が2000㎜、奥行きが450㎜、高さが600㎜のシンプルな四角い箱型です。
引き違い戸の収納家具の写真

 

最近の収納家具は、内部が白のポリ合板貼り仕様になっているものが多くあります。引き違い戸の場合、外面に貼る仕様材が異なるため、貼り分ける必要があります。 下の画像は、天板、地板、側板、中仕切りのすべてが内部は白ポリで、外部はナラの練り付けベニヤ(60㎜幅)、共に2.5㎜のベニヤで貼り分けられている例です。

中仕切りは、戸溝と干渉しないように、大入れ組みの加工を行います。
上部戸溝の写真下部戸溝の写真


中仕切りの加工部拡大写真