今回は、引き違い戸付きの家具の作り方について説明します。収納家具には欠かせない基本的な製作手法なので、覚えておきましょう。
図面は下図のとおりです。寸法は、幅が2000㎜、奥行きが450㎜、高さが600㎜のシンプルな四角い箱型です。
最近の収納家具は、内部が白のポリ合板貼り仕様になっているものが多くあります。引き違い戸の場合、外面に貼る仕様材が異なるため、貼り分ける必要があります。 下の画像は、天板、地板、側板、中仕切りのすべてが内部は白ポリで、外部はナラの練り付けベニヤ(60㎜幅)、共に2.5㎜のベニヤで貼り分けられている例です。
中仕切りは、戸溝と干渉しないように、大入れ組みの加工を行います。
質問失礼します。
いつも参考にさせて頂いております。
今回のように、ポリメラとラワンランバーの木口との接着には接着剤は使用されていますか?
コースレッドとビスケットのみなのか、接着剤も塗布されているのかどうでしょうか。
また、接着剤を塗布するのであれば、白ボンドは適さないのでシアノンで対応されているのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
ご質問ありがとうございます。
組手に関しましてはシアノンとコーススレットのみで良いかと思います。強度が不安でしたらビスケットもありですが、木ダボを外側から打ち込むという方法もあります。
最近気になってる接着剤があります。空気と水以外は何でもくっつくという事らしいんですが、KLEIBERIT クライベリット 501.8という商品名です。以前はAmazonでも販売されていたらしいのですが、今現在は在庫切れになっています。
他の通販でも探したのですが、見つかりませんでした。Amazonでの再入荷に期待している最中です。
参考にして頂けたら幸いです。