隠し蟻留め組み継ぎの加工をした写真

【留形隠し蟻組み接ぎ】は、木と木を強く結ぶ伝統的な技法です。釘やビスを使わないで、木目や形を美しく見せることができます。
今回は、厚み30㎜、幅300㎜、長さ400㎜のラワン無垢板を使って、この技法を紹介します。
ラワン無垢材が二枚最初に組手となる部分の片面に、板厚と同じ30㎜の位置で毛引きを引きます。(二枚共に)
板厚の30㎜で毛引きをかける

毛引きをかけた面を外側に向け、2枚を抱き合わせた状態で、クランプします。
二枚を抱き合わせてクランプで挟む
基本となる墨出し位置は、下図のようになります。
蟻寸法の基準線
寸法をあわせて三面に毛引きを引きます。
留め部の毛引きかけ下画像のように、30㎜のところからはみ出さないようにします。
留め部分の毛引き拡大基本となる墨出し位置にあわせて、全ての毛引きを引き終えました。
蟻の基準となる位置に毛引きかけ