ほぞ穴とほぞの加工を終えた框の写真

無垢の框材を直角に接合する方法の一つとして、ほぞ組みがあります。
下記の画像のサイズの框材を直角に組み立てることを考えてみましょう。 スプルースの框寸法を記した写真 二本の框材を直角に合わせている写真ほぞ組み以外にも、大入れ接ぎや四方胴付き大入れ接ぎなどの方法があります。 大入れ接ぎの加工を施した写真 四方胴付き大入れ接ぎの写真これらの方法では強度に不安があるため、ビスで固定するなどの措置が必要になることもあります。
しかし、見えてしまう面については、ビスで固定することはできません。 框組みをビスで行っている写真やはり、強度を最優先に考えると、ほぞ組みが最良の選択肢となります。

今回は、このサイズの框材を二枚ほぞで加工する方法をご紹介します。
まず最初に、ほぞ穴の位置に墨を出します。框材の厚さは40㎜なので、39.5㎜の位置に墨を出します。
これにより、ほぞを組む際に0.5㎜きつくなります。
ほぞの基本は、繊維の方向に締めしろを取ることが必要です。
そうすることで、組み手に強度が得られます。
框に39.5㎜の墨を出した写真ほぞ穴の加工には、角鑿盤を使用します。
角鑿盤の写真