前回は、鉋台に刃を仕込む方法について説明しました。
今回は鉋裏金調整方法について説明します。
穂(鉋の刃)と裏金の刃先は完全に密着していることが必要です。
穂の刃先を刃口まで叩き入れた状態で、裏金を鉋台に手で押し込んでみてください。
刃先から7㎜くらい手前で止まるように調整します。(画像は見やすいように白く加工しています)
いったん外します。

きつい場合は、裏金の折れ曲がっている部分をレールの上で叩き戻します。

ゆるい場合は、叩き出します。

同時進行で捻れも確認しながら調整します。

後に、玄能で叩き入れます。

刃先が密着しているか確認します。
問題なければ終了です。

下図は、穂の刃先と裏金の刃先の差です。
逆目を止めるには、0.3㎜以下が理想です。

それでは、また。
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