今回は、工場や現場、アウトドア、キャンプなどでも使える作業馬を考案しましたので、作り方を公開したいと思います。折りたたみ式で開閉も簡単で、テーブルも折りたためるので、使わないときは狭いスペースに収納できます。使う木材は全てホームセンターで手に入れました。金具類もホームセンターや100円ショップで手に入ります。これを実際に作りましたので、製作工程を写真で説明します。下の図が図面です。

使うのは24㎜×40㎜のホワイトウッドです。2台製作するので、縦材を少し長めの840㎜で8本、横材も8本、ほぞを含めて520㎜でカットします。(自宅で作業しているので、手加工が多いです。
手鋸で長さ切り


上の組手、ほぞの位置を毛引きで出します。60㎜と35㎜の位置に2か所
まとめて毛引き 上から525㎜とプラス39㎜の位置に墨を出します。
39㎜としたのは、ほぞを1㎜きつくするためです。

さしがねで墨出しほぞの穴掘りは、自宅での作業のため、本格的な木工機械はありません。そのため、簡易的な角のみドリルスタンドで行います。まず、ドリルで下穴を開けます。
ドリルスタンドで穴あけその上から角のみで掘っていきます。(この角のみスタンドはドリルのみの穴あけも出来ます。)
角ノミで穴あけ ほぞ穴
穴掘りが完了しました。
ほぞ穴拡大横材に胴付きの墨出しをします。
まず、基本となる2本に墨を出し、残りを間に挟んで8本全てに墨出しします。
ほぞの長さは25㎜なので、胴付きワイド寸法は470㎜になります。
胴付きの墨出し ほぞの厚みを出します。毛引きで両面からかけて、ほぞ穴に合うようにします。
毛引きでほぞ墨レザーソーで胴付きの切り込みを入れ、不要な部分をノミで荒落としします。
胴付き切り込み
トリマーテーブル(トリマーを逆さにして固定した台)でほぞを削ります。
ほぞ穴に軽く入る感じに合わせます。
ほぞ加工 ほぞ合わせ