ほぞの手加工(その2)

前回に続き、ほぞの手加工という事で今回はほぞ穴の掘り方について説明します。
まず、ほぞ穴の位置をスコヤと白引きを使って出します。
スコヤ位置しら引き

美貴久 一丁白柿小刀 黒打 24-15B 15mm
スコヤ位置2
しら引き2
ほぞ穴墨
次に鎌毛引き(かまげひき)の二枚刃を用意します。
穴掘り用ののみは三分(9㎜)の向待鑿(むこうまちのみ)を使います。
鎌毛引きの二枚の刃の間隔は下画像のように、のみの幅に合わせます鎌毛引き

MATUI ダブルロック式鎌毛引き 150mm
二枚刃を框のセンターになるように合わせます。
鎌毛引きほぞ墨
ほぞ穴となる部分に毛引きを引きます。
このとき必ず勝手墨を基準にします。
鎌毛引きほぞ墨2鎌毛引きほぞ墨完了

向待鑿は追い入れ鑿に比べると厚みがあるので深い穴を掘るのに適しています。
向待鑿
穴を掘る時の姿勢は、垂直に鑿を立てるために真正面にノミが見える体勢にします。
のみを使うときの姿勢 のみを使うときの姿勢2

最初に墨から2㎜程度離れた位置に叩き入れます。ほぞ穴掘り

伝匠 厚のみ 3分 9mm
さらに離れた位置に叩き入れて起こすと穴が掘れます。
ほぞ穴掘り動画
反対側も同様に。
ほぞ穴掘り2
ほぞ穴掘り動画2
中央部も掘り進めます。ほぞ穴掘り動画3

SK11 角のみアダプター&ドリルスタンドII ドリル首径38,42,43,45mm専用 SKDS-45S
ほぞ穴掘り3
繰り返し同じ要領で深く掘り進めます。
ほぞ穴の深さをノミにマジックペンとかで墨出ししておくと目安になるので良いです。
ほぞ穴深さ
穴が深くなってくるとノミだけでは掻き出すのが難しくなってくるので、底さらいノミで掻き出します。底さらいのみ

底さらいノミ動画
最後に残しておいた部分を掘り込みます。
この時、必ず直角にノミを立てるように注意してください。
何か直角の物を当てながらやるとうまく出来るようになると思います。

以上でほぞ穴は終了です。
ほぞ穴掘り終了
次の記事では手鋸でほぞを作ります。今日はこの辺で。

ではまた。

 

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