今回は扉のついた簡単な家具の製作例について説明したいと思います。
0-メイン画像
外寸はW1000 D400 H560㎜
1図面
断面詳細は下図のようになります。
2詳細
まず最初に木取り表を書きます。
内部は白なのでポリ板(2.5㎜)とランバーコア合板を
仕上がり寸法より少し大きめに木取って、速乾ボンドで
貼ってから正確なサイズにカットする、という手順で進めます。
4 吹きつけ2
4ポリ板貼り
下図は最終的にカットする仕上がり寸法で書いてあります。
3木取り表
カットが終わったら、棚板用の打ち込みダボの位置を
ベニヤに墨出しします。
5ダボ位置
側板にクランプで固定して、ダボの位置全てに千枚通しで穴をあけます。
6千枚通し
使うのは10㎜の打ち込みダボ。
7棚ダボ
専用のキリを使って穴を開けていきます。
8ダボキリ
    9ダボ穴開け
打ち込みます。
10ダボ打ち込み
組み立て前の状態です。
11組み立て前
では組んでいきます、まずは側板から、
使うビスはコーススレッドの41~51㎜
12組み立て
背板を組みます。
13バック組み立て
組み上がりました。
14組み立て後
側板と天板に化粧ベニヤをトメで貼っていきます。
手順については、前記事の【サイコロ状の箱を製作する】を
参考にしてください。
15ベニヤ貼り前
16ベニヤ貼り後
木端にファンシーロールを貼りたいと思います。
まず、板厚で開口したベニヤを用意して、
下画像のように速乾を吹き付けていきます。
17木端吹きつけ
ファンシーロールも吹き付けますが、飛ばされないように
両端をマスキングテープなどで押さえてやりましょう。
18ファンシーロール吹きつけ
箱の内側が平らになるように位置を合わせながら軽く貼っていきます、
コーナは下画像のように重ねておきます。
19ファンシーロール貼り
45度の定規を使いカッターで重ねたところをトメに切り、
外側は剥がして捨てます。
20ファンシーロールトメ


ローラーで圧着します。
21ローラー
次に外側に飛び出た耳の部分をカットするための道具を
作りたいと思います。
まず、硬い木材を下画像のように加工します。
22耳取り製作
カッター刃の厚み分を削り取ります。
23耳取り製作2
位置はこんな感じです。
24耳取り製作3
カッター刃の部分が動かないように外側から
紙のようなものを挟み込み、部材をビスで固定すれば完成です。
25耳取り製作4
では耳の部分を切り取っていきます。
26耳取り
板に貼ったペーパーで角を仕上げます。
27角仕上げ
次に扉を作ります、戸厚は20㎜なので、15㎜ランバーの両面に2.5㎜の化粧板を
貼り、W498×H499でカットして木端にファンシーロールを貼ります。
28扉
丁番は、表から見えない、スライド丁番を使います、
35㎜カップ全かぶせキャッチ付き、穴の位置は側板の厚みで変わりますが、
ここでは、上下の離れを80㎜に、かぶせ位置を5㎜にします。
29カップ位置
35㎜カップ用のキリを使います。
30-35㎜カップ用キリ

ボール盤で正確な位置に穴を開けていきます。(深さは15㎜)
31ボール盤加工
真っ直ぐな板を定規にして垂直にビスで固定します。
32スライド丁番
正確な座金の位置を出したベニヤを用意して、
側板に千枚通しで穴をあけます。
33座金位置
座金を止めます。
34座金付け
扉を吊って。
35扉吊り
調整して扉は完成です。
36扉完成
棚板は白化粧板を両面に貼り、正面側だけを白テープで仕上げます。
トリマに10㎜のストレートビットを装着し深さを5㎜、位置を打ち込んだダボの
寸法に合わせ、しゃくりを入れていきます。
37ダボしゃくり
棚板を乗せたところ。
38棚板
60㎜幅の板を枠組みして、横と正面に化粧板をトメにして貼った台輪を
下からビスで固定します、3~4㎜の鉄鋼キリで捨て穴を開けておくと
作業が楽になります。
39台輪固定
完成です。
40完成