前回に引き続き木目の合わせ方について説明します。
扉が二枚で両サイドと上部がフィックスになっている家具に練り付けベニヤを貼ります。
※扉の目地(めじ:隙間の事)は全て2㎜
こういった家具の木目を合わせるには一枚のベニヤを切り抜かなければなりませんが、木工用機械の丸鋸は厚みが約3㎜弱あるので、それで切ってしまうと目地を2㎜に出来ませんね。
そういった場合は手鋸で切り抜きます。
練り付けベニヤを、貼るサイズに外寸を切ったら、内側の切り込みを入れる位置に正確な墨を出します。
シャープペンシルなど、後で消せるものを使うと良いでしょう。
墨が若干残る程度、気持ち内側を手鋸で切っていきます。
レザーソーなど、目の細かい鋸かお勧めです。
長手ラインは、あぜびき鋸で切り込みを入れてから、レザーソーで切っていくと簡単です。
あぜびき鋸が無くてもこの鋸↓があれば簡単に切り込むことが出来ます。
レザーソー ZA型 240mm No.306

大五郎 畔引鋸
ベニヤの厚みが2.5㎜の場合はカッターナイフで切ることも出来ます。
定規の板をしっかり固定した状態で、何度も切り込むと貫通します。
切れ目幅がほとんど0㎜なので2.5㎜のベニヤの場合は、ベターな方法かもしれません。
扉の召し合わせ(めしあわせ)部分も切ったら、切り抜きは完了です。
箱へは速乾ボンドで貼ります。
墨通りの位置に正確に合わせて貼り付けます
出っ張った部分は目地払いビットで平らに落とします。
E-Value 超硬ルーター・トリマービットセット 10本入り ERB6-10R
扉は、仕上がり寸法に切った下地に貼り付けていきます。
左右は振り分けで良いですが、上下は木目を合わせなければならないので、
箱にベニヤを当てて、上から2㎜の位置に墨を出しておきます。
墨に合わせて速乾ボンドで貼ります。
目地払いビットで平らに落とします。
小口に単板を貼って仕上げたら、仕込んで完成です。
手鋸で墨に合わせて真っすぐに切る技術は経験を積み重ねるしかありません。普段から機械に頼ってばかりではなく、ちょっとした物なら手鋸で切ってみるとか、そういった努力も必要です。

次回も違うパターンで木目を合わせる方法を書きたいと思います。

ではまた。